【第3話】愈鍼(ゆしん)の養生の基本~操体法~
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「はり処 愈鍼(ゆしん)」院長の小泉です。
先週の土曜日は急遽休鍼させていただき、ご迷惑をおかけしました。
本日は「養生」についてお話しします。
養生は奥深く、幅も広いので、季節などにあわせて定期的にブログに書いていきたいと思います(^^)
今日は、「はり処 愈鍼の養生の基本について」です。
養生を調べると、
「[名](スル)
① 生活に留意して健康の増進を図ること。摂生(せっせい)。「酒やタバコをひかえ、つね日頃から養生している」
② 病気の回復につとめること。保養。「転地して養生する」
③ 打ち込んだコンクリートやモルタルが十分に硬化するように、低温・乾燥・衝撃などから保護する作業。
④ 家具の運搬や塗装作業などの際に、運搬物や周囲の汚損を防ぐために布や板などで保護すること。「養生シート」」
と載っています。(デジタル大辞泉より)
①・②の意味は当然知ってましたが、③・④は院長知りませんでした(–;)
はり処愈鍼で使用する養生は、①の健康増進という意味と、②の病気の回復に努める意味で使い分けています。
初鍼(当院が初めて)の患者様には、主に②の「(来院する原因になった)病気の回復の養生」をお話しさせていただきます。
何回か来院していただき、体調が落ち着いて、健康増進で定期的に通われる患者様には、①の「健康増進を図る養生」をお話しさせていただきます。
健康増進にしても、病気の回復にしても、当院の「養生」には4つの基本的な柱があります。
それは、「身体にあった呼吸の仕方・日々の食生活・身体の使い方・ストレスケア」です。
これは、院長が勤務している橋本クリニックで学ばせていただいている「操体法」の創始者橋本敬三先生が提唱されている「息・食・動・想」という、「他人には代わってもらえない、自分自身でしか出来ない活動」からきています。
操体法は自分で出来る健康法として知られていますが、その中でも「自分で身体を動かすこと」ばかりが、クローズアップされていることがあり、非常にもったいないと院長は感じています。
自分の息の吸い方や、ちょっと食べ物に気を遣うだけで、もっともっと健康になれる患者様が沢山いらっしゃいます。
また、様々な健康情報に溢れる昨今。「自分自身に合っていない間違った健康法」を真面目に実践され、かえって体調を崩している方も見受けられます。
今実践されている健康法が果たして本当に合っているのか。
希望される患者様には、押し付けがましくならない程度に、アドバイスもさせていただきます。
治療終わりにでも、ご遠慮なく聞いてみてください(^^)
次回も「養生」について触れていきたいと思います。
本日も最後までお読みいただき有り難うございました。
ではまた。
(※写真は当院の待合室にある操体法の本です。お子様だけでは無く、大人にもわかりやすく実践しやすい本なので、ぜひご覧になってみてください(^^))