ゆしんの施術内容についてご案内いたします。
頭痛は極めてありふれた症状の一つであり、日本人の約40%は何らかの頭痛を訴えると言われています1)。
国際頭痛学会では、片頭痛・緊張型頭痛・群発性頭痛を代表とする一次性頭痛と、頭頸部血管障害や感染症などからくる二次性頭痛に大きく分類しています。(余談ですが、二日酔いからくる頭痛は二次性頭痛です。)2)
鍼灸治療はこのうち特に片頭痛・緊張型頭痛の治療に優れており、特に緊張型頭痛は頭痛発作中でも著効を示すことが多々あります。
「はり処 愈鍼」の院長は、教育専攻科(鍼灸専門学校の教員免許を取得する科)の卒業論文に「頭痛」をテーマとするほど頭痛に対する鍼灸治療を研究しており、臨床経験も豊富です。
当院の治療は、頭痛のタイプにより「頭頸部の筋肉の緊張を緩める」治療と、「全身の循環改善・自律神経機能の改善を図る」治療に大別し、患者様の頭痛改善に最も適切な鍼灸治療を提供させて戴きます。
参考:
1)Sakai F, Igarashi H. Prevalence of migraine in Japan : a nationwide survey. Cephalalgia 1997; 17(1):15-22
2)国際頭痛学会:国際頭痛分類第2版日本語版
現在、スマホやPC作業などを全く行わずに生活している人はおそらく日本人に殆どいないのでは無いかというぐらい「眼を使う作業」が日常的に行われています。
そんな中、「眼精疲労」は非常に日常的な症状となっています。
実際に「はり処 愈鍼」の院長も専任教員時代、長時間のPC作業による眼精疲労をたびたび経験し、よく自分自身に鍼灸治療をしておりました。
眼精疲労の要因には現在、①視器、②全身(肉体因子、精神・心理的因子)、③環境の3つの要因が考えられており、これらの要因が複雑に関連し、バランスが崩れ目への負担が大きくなり、眼精疲労が発生すると考えられています。1)
「はり処 愈鍼」の鍼灸治療は、主に頭頸部の筋緊張緩和・循環改善を目的とする鍼灸治療を行うと共に、精神的なストレスの緩和を目的に全身的な治療を行います。
参考:
1)矢野忠 他:図解鍼灸療法技術ガイドⅡ第1版 文光堂:265,2012
肩こりは日本人が大変訴えやすい主訴で、厚生労働省が行った平成28年国民生活基礎調査では男性では訴えやすい症状の第2位、女性では訴えやすい症状の第1位になっています。1)
実際に院長も整形外科勤務や往鍼治療などの中で、肩こりの治療をしなかった日は一日も無く、延べ1万人近くの「肩こり患者様」の治療に携わらせて戴いております。
肩こりはその原因として、①筋疲労、②頸部・肩・胸郭部疾患、③関連痛、④心因などが挙げられ、「本態性」、「症候性」、「心因性」の肩こりに大別できます。2)
「はり処 愈鍼」の鍼灸治療は、患者様の肩こりの原因は何かを的確に把握し、「全身的な治療」を行います。
院長の臨床経験上、肩こりの「部分のみ」の治療では、その場はスッキリするものの、すぐ元の状態に戻ることが多いと感じています。
また精神的なストレスからくる肩こりなどは局所治療だけでは改善しにくいので、全身的な治療を行い、筋疲労の回復や、精神的なストレスの緩和を行っていきます。
肩こりの治療に限りませんが、「はり処 愈鍼」の鍼灸治療は「受けると気持ちよくて寝ちゃう!」、「気持ちよくてヨダレが出そう…」なんてお言葉を戴きます。
是非、肩こりという重荷を「はり処 愈鍼」に下ろしに来てください。
参考:
1)厚生労働省:平成28年 国民生活基礎調査の概況 Ⅲ世帯員の健康状況
:http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/index.html
2)矢野忠 他:図解鍼灸療法技術ガイドⅡ第1版 文光堂:265,2012
腰痛も肩こり同様、日本人が大変訴えやすい主訴で、厚生労働省が行った平成28年国民生活基礎調査では男性では訴えやすい症状の第1位、女性では訴えやすい症状の第2位になっています。1)
院長は病院勤務ではもちろんですが、専任教員時代も沢山の腰痛治療に携わりました。(学生さんの訴える主訴では肩こりより腰痛の方が若干多かったのです。)
腰痛・腰下肢痛はその原因として、①椎間板、②脊柱の構築上の異常、③加齢、④軟部組織、⑤炎症、⑥外傷、⑦腫瘍、⑧その他などが挙げられます。2)
院長の臨床経験上、急性腰痛(急になるぎっくり腰が代表)は上記の原因が一つ、あるいは複数が関連していますが、慢性腰痛(痛み始めて3ヶ月以上経つ腰痛)は、単独の原因は殆ど無く、複数の要因が関係するものが多いと考えております。
「はり処 愈鍼」の鍼灸治療は、患者様の腰痛の原因は何かを的確に把握し、急性痛と慢性痛を分けて治療していきます。
院長の鍼灸治療は、急性腰痛の場合、原因が内臓疾患や骨折など重篤なものを除けば、1~3回の治療で劇的に改善することが多いです。
慢性の腰痛の場合、痛みの程度が低くても直後効果がすぐ出ても、また痛み始めることもあり、治療回数が少し多くなる傾向になりますが、完治を目指して治療していきます。
急性痛の場合は、全く動けなかった腰痛が、1回の治療後に殆ど痛み無く動けるようになることも多々あります。
また坐骨神経痛を代表とする下肢痛も、鍼灸治療は効果を発揮します。
是非つらい腰痛を我慢せず、「はり処 愈鍼」の治療を受けてみてください。
参考:
1)厚生労働省:平成28年 国民生活基礎調査の概況 Ⅲ世帯員の健康状況
:http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa16/index.html
2)矢野忠 他:図解鍼灸療法技術ガイドⅡ第1版 文光堂:105-106,2012
花粉症は現代医学的にはアレルギー性鼻炎の一種とされています。
特徴的な症状は、①発作性再発性のくしゃみ、②水性鼻汁、③鼻閉(※鼻詰まり)で、他の症状としては、目の痒み、異物感、流涙が多く認められるとしています。1)
花粉症はせっかくの春を台無しにする憂鬱な症状で、春に限らず一年中苦しむ患者様もいらっしゃいます。
実際に院長も21歳の時に突然発症し、その後約4年間は春が憂鬱でした。しかし25歳ぐらいから、殆ど症状が無くなりました。
24歳で鍼灸学校に入学した際に、一番最初に治療したかったのは自分の花粉症でした。いろいろな治療の本を読みあさり、各学会などで先生方にアドバイスをいただきながら自分で治療していったら、なんと花粉症が治ったのです。
その後、国家資格取得し、往鍼開業した際も、全患者様数の30%は花粉症の治療をさせて戴き、ご好評をいただきました。
「はり処 愈鍼」の花粉症治療のポイントは、①治療開始時期と②治療法にあります。
①治療開始時期は、春の花粉症の患者様なら、出来れば冬のうち(例年症状を感じる時期の2ヶ月ほど前)から治療を開始し、春には症状を感じないようにしておくのがベストです。もちろん症状が出始めてからでも治療は出来ますし、効果も実感して戴けると思いますが、アレルゲンである花粉が飛び交っている時期よりは、花粉が飛ぶ前から治療を開始した方が治療効果を実感して戴きやすいです。
②治療法は、院長が得意とする東洋医学的な体質に合わせた治療を行います。また患者様の同意を得られれば、鍼と併用してお灸も行うことが多いです。
プロのお灸の気持ちよさは予想以上のようで、数回の治療でお灸が必要ない状態になっても患者様からお灸のリクエストをいただくぐらいです。
是非、気持ちの良い鍼灸治療を受けて戴き、つらい花粉症を改善しましょう。
参考:
1)矢野忠 他:図解鍼灸療法技術ガイドⅡ第1版 文光堂:922,2012
月経痛とは月経に随伴して起こる下腹部痛、腰痛をいい、月経に随伴して生じる痛みは概ね子宮収縮に起因する痛みと言われています。1)
鍼灸治療を希望される女性の患者様は月経のトラブルを抱えている方が多く、肩こりや腰痛の治療と並行して月経のトラブルの治療をしていくことが多いです。
また、肩こりや腰痛が月経のトラブルが解決することにより、消失することも少なくありません。
「はり処 愈鍼」の院長は女性の患者様の治療に数多く当たらせて戴き、多くの月経トラブルを治療していきました。
治療の方針としては、問診で器質的な問題が疑われる場合は適切な医療機関の診察をおすすめさせて戴きますが、器質的な問題の可能性が低い場合は、体質に合わせた全身治療を行わせて戴きます。
また、「男性には治療してほしくない。」という患者様には女性スタッフが対応させて戴くことも出来ます。女性スタッフは常駐しているわけでは無いので、お手数ですが事前に必ずお電話もしくはメールにてお問い合わせください。
1)矢野忠 他:図解鍼灸療法技術ガイドⅡ第1版 文光堂:296,2012
冷え症はその定義は様々で、統一した定義はありませんが、「はり処 愈鍼」では、「手足の一部もしくは全身的に「自覚的」に感じる冷え」と「手足の一部もしくは全身的に「他覚的」に感じる冷え」に分けて治療を行います。
そもそも冷え症の原因は末梢循環障害であることが多く、その原因は自律神経の失調、心因性、器質的疾患からくる冷え症に大別されます。1)
冷え症の治療には、循環改善が期待できる鍼灸治療が非常によく効きます。
患者さん自身に自覚のある冷え症の場合は、鍼灸治療中に効果を感じて戴ける方がほとんどです。ただし、しつこい冷え症の場合、直後効果はすぐ出るけど戻りも早いのである程度の継続した治療が必要になる場合が多いです。こちらは初鍼時に治療プランをご呈示させて戴きます。
また、自覚の無い治療者側が感じる「他覚的な」冷え症を改善しないと治らない様々な症状が存在いたします。こちらは治療前に治療者側でお身体を拝見した際に、「ここの部分が冷えてますが、自覚はありますか?」など質問させて戴き、自覚して戴いた後に、治療していき、変化を体感して戴きます。
女性に多い冷え症ですが、男性も自覚してる方が結構いらっしゃいます。
是非「はり処 愈鍼」の鍼灸治療で、温かい身体を取り戻しましょう。
1)矢野忠 他:図解鍼灸療法技術ガイドⅡ第1版 文光堂:431-432,2012