鍼灸施術で使用する施術道具をご案内いたします。
「はり処 愈鍼」で使用される鍼(はり)は全て日本製のもので、完全滅菌された「ディスポーザブル鍼」を使用しております。皮下に刺入される鍼は単回使用で全て廃棄いたします。こちらの鍼でエイズや肝炎という感染症にかかることは100%あり得ません。
また消毒などにも細心の注意を払って施術させて戴きます。
太さは髪の毛程度から髪の毛より少し太いものぐらいです。
材質はステンレスか銀を多用いたします。
「痛みを感じない、優しい鍼」がはり処 愈鍼の得意とするところであり、その技術を支えてくれる「鍼」を数あるものから選んで使用しております。
艾(もぐさ)はお灸の際に使用させるもので、もともとはヨモギの葉を乾燥させたものです。
「はり処 愈鍼」では基本的には最上級の艾を使用いたしますが、用途によっては少し粗雑な安価のものの方が、施術効果が高い場合もございます。
患者様の体調に合わせ施術効果の出るものを適宜選んで使用いたします。
鍉鍼(ていしん)は「刺さない鍼」と言われることがありますが、正確に言うと「刺せない鍼」です。
「はり処 愈鍼」の小泉は学生時代、恩師からこの鍉鍼による施術の指導を受け、現在まで日々研鑽を積んでいます。患者様の体質や体調によっては「刺さない鍉鍼施術」の方が、効果が高い場合もございます。また、鍼に恐怖感のある方でもこの鍉鍼施術は全く恐怖無く施術を受けていただけます。
材質は、銅・チタン・銀・金・水晶などを施術を受けられる方の体調に合わせて使用いたします。
是非はり処 愈鍼自慢の「鍉鍼施術」をお試しください。
吸角(吸角(きゅうかく)・吸玉(すいだま)・カッピング)は歴史が古く、紀元前5世紀頃にはギリシャで行われており1)、現在では世界各国の伝統医学に同じような方法による施術が行われています。
最近のオリンピックの選手が何人か行っていたり、ハリウッドセレブが行っていたりするので聞いたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
高知県の医師である西田皓一氏は、その著書の中で吸角の治療効果として、血管拡張作用による温熱効果、即効性の鎮痛作用、解毒作用など現代医学、東洋医学の両面から多くの治療効果があることを述べています。2)
「はり処 愈鍼」の小泉は、吸角療法の効果の高さを臨床経験の中で実感し、専任教員時代の卒業前の臨床実技指導の中に必ず吸角施術の時間を設け、大変好評を戴きました。
吸角施術を施した後は、充血や内出血などが発生しますが平均1週間程度で消失しシミなどは残りません。
むしろ皮膚の乾燥などの状態が改善することの方が多いです。
また、頑固な「こり」にも著効を示します。
ただ、ありとあらゆる方に効果がある訳では無いので、施術上必要な場合のみ患者様の同意を得て施術させていただきます。
吸角が終わった後の爽快感はなかなか味わうことが出来ません。
是非一度体感ください。
引用:
1)西田皓一:抜缶療法の臨床応用 ヒューマンワールド:4,2009
2)西田皓一:抜缶療法の臨床応用 ヒューマンワールド:12-19,2009
施術道具とは異なりますが、鍼灸施術において、施術を受けられる方の保温やお肌の露出を最小限に抑える「タオル」に関しても、愈鍼には「こだわり」がございます。
愈鍼で施術を受けられる方におかけするタオルは全て「今治タオル」を使用いたしております。肌触りの良い厳選したタオルでございますので、是非おくつろぎ戴ければと思います。