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【第13話】お灸で免疫力向上!~モクサアフリカについて②~

さて、少し時間が空いてしまいましたが、前回のBlogで、「moxafrica」(モクサアフリカ)という2008年にイギリスで設立されたチャリティ団体が世界に向けて発表したRCT(ランダム化比較試験)による論文について触れましたが、本日はその内容についてです。

 

モクサアフリカは、アフリカの結核患者から180名を無作為に抽出し、90名は従来の薬物治療のみ。残りの90名は薬物治療+日本式の灸施術を行い、両群の比較を行いました。

 

ちなみにアフリカにはエイズウイルスの感染患者も多く、なんと180名のうち49名(27%)が結核とエイズウイルスの重複感染だったそうです。

ですから、間接的ではありますが、エイズウイルス陽性患者に対する灸施術の効果の比較をすることも出来たそうです。(※灸施術+薬物の群には24名、薬物治療のみの群には25名のエイズウイルス陽性患者が存在。)

 

結果を簡単にご説明させていただきますと、結核の感染力低下速度は灸施術をした場合と投薬治療のみの群で比較すると治療一ヶ月では、投薬治療のみの群は2%の患者の感染力低下がみられたのに対し、灸施術をプラスした群は11%の患者の感染力が低下し、灸施術をした群は有意に感染力の低下がみられました。そして2ヶ月経過、6ヶ月経過で比較しても灸施術の群の方が7~8%多くの患者に感染力の低下が認められたそうです。

また、エイズウイルスの重複感染患者においても1ヶ月目に関しては差が認められなかったものの、2ヶ月目からは灸施術をプラスした群の方が有意に感染力の低下が認められたそうです。

 

また、免疫力を表すCD4陽性T細胞数に関しても、投薬のみの群も、灸施術をプラスした群も共に増加が認められたそうですが、6ヶ月後の投薬のみの群のCD4陽性T細胞数の増加率が28%に対し、灸施術をプラスした群は53%も増加率が認められたそうです。

 

これらの結果から結核患者に対して灸施術を行った方が免疫力を向上させることが証明されました。

 

鍼灸師にとって「お灸で免疫力向上」はある意味当たり前ですが、こういう形で証明されると、今後よりいっそうお灸施術が重要視されてくるように感じた小泉でした(^^)

 

本日も最後までお読みいただき有り難うございました(^o^)

 

ではまた。